TKA術後の理学療法

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TKA術後の理学療法

TKA術後の疼痛の原因を理解する~Chimentiらの疼痛発生・増悪のメカニズムについて~

今回は、TKA術後の疼痛についてです。術後の疼痛は、どうあってもリハビリの阻害因子になりますよね。ただ、この疼痛があるからといって、手術後に何もしないわけにはいきません。術後リハビリを怠ることで生じるリスクが今後の人生を左右することもあるわけです。 痛みがある中でも出来る動作や生活手段があることを理解してもらい促していくことが術後のリスク管理を行うことと同様に、急性期リハビリに必要なタスクであると思っております。
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TKA術後の膝屈曲ROMの改善に対するアプローチについて~膝周囲の組織への介入編~

今回は、「膝周囲の組織に対するアプローチ方法」について紹介していきます。TKA術後だからといって、アイシングして、膝を曲げる訓練をして歩く練習をすればいいってもんではありません。なぜ膝が曲がらないのか?「この組織に対してアプローチしたら曲がりやすくなる」ということがわかっていれば、初回に介入した際の問診の質も変わってくると思います。今回はそういった「なぜ」を解決するための記事になればと思いまとめていきます。
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TKA術後の膝屈曲ROMの改善に対するアプローチについて~ROM訓練編~

今回はTKA術後のROM改善方法についてです。アプローチについては、様々な方法があり、突き詰めていくと最終的にはしっかり評価を行って必要なアプローチだけを行うことが望ましいです。今回は原因の方はひとまず置いといて、純粋なTKA術後の屈曲ROM制限についてのアプローチ方法をまとめていきたいと思います。今回は、屈曲ROM制限に対する直接的なROM訓練について紹介していきます。
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TKA(人工膝関節)術後の創治癒について~いつから創の状態は良くなるの?~

TKA術後のリハビリを行う際に、創部のことを考慮してアプローチしていますか?術直後は創部周囲が保護されているため、あまり触れることはないと思いますが、膝の屈曲ROMの拡大を図る上で膝前面のハリ感を訴える患者さんが多くないでしょうか?その際に、創部の問題を考えることがあると思います。この時に、創部に対しどのようにアプローチすればいいのか?、そしてその大前提として創部の治癒はどうなっているのか?など気になってくると思います。今回は、そういったTKA術後の創部の状態についてまとめていきたいと思います。
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TKA術後のCPMは推奨されない?~2020年アメリカ理学療法のガイドラインから~

今回は、TKA術後のCPMについての記事です。CPMについては、現場で働いているPTであれば、感じることもあるでしょうが、本当に人によって善し悪しが変わると思わないでしょうか?近年ではTKA術後の情動面の問題も指摘されています。この辺りが、どちらかというと直接的な訓練にあたるCPMを推奨されない要因の一つになっているものと思われます。膝を曲げたら痛い!!と思っている患者さんに対し、無条件で膝を曲げていくわけですから…そりゃ深層心理での拒否が出てもおかしくはないですよね?こういった背景があって、CPMの確固たる立場が確立しない原因の一つかなと思われます。
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TKA術後の膝のこわばり感と固有感覚受容器の関係性について

TKA術後は固有感覚(知覚機能)の破綻が生じていると報告されています。この固有感覚機能ですが、膝関節が正常に意図して動くために非常に重要な役割を担っており、その固有感覚受容器がTKA術後には機能低下をきたしてしまうわけです。そういった点を踏まえ、今回は、TKA術後の膝のこわばり感について”固有感覚受容器のエラー”の観点から考えていきたいと思います。
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人工膝関節置換術(TKA術後)のstiff knee gait(SKG)に対するアプローチについて(歩行時のこわばり感の解消)

今回はTKA術後の歩行時に生じるstiff knee gait(SKG)に対するアプローチについて紹介していきました。歩行時のSKGになっていることはわかっても実際にどうしたら改善するのか不明なところがありますよね…。実際に文献でもSKGが起こっている原理や対処法など散見されますが、患者さんに対して上手く適応するかどうかはやってみなければわかりません。私自身も今回紹介した内容を臨床に取り入れて行っていますが、やはり効果が出るケースとそうでないケースが存在し、もっと問題点の細分化をしていかなければならないと感じています…。
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人工膝関節置換術後(TKA術後)に起こる慢性疼痛の原因に「糖尿病」が危険因子として挙げられる

糖尿病の有無でTKA術後の感染リスクが3~4倍差があり、糖尿病が感染リスクを大きく高めている報告があります。今回は同じ糖尿病でも、「疼痛との関連性」について文献を交えて紹介していきたいと思います。TKA術後の慢性疼痛に至る割合は約20%程度と言われており、比較的高い確率で術後も痛みを抱えることになるという事です。このTKA術後の慢性疼痛への移行を勧めてしまう一つの原因として「糖尿病」が影響していると明らかにされています。
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人工膝関節置換術(TKA)後の炎症症状に対するアイシングの効果について

今回は、人工膝関節置換術(TKA術後)のアイシングの必要性についてまとめていきました。アイシングについては誰しもが馴染みのある行為(熱が出れば冷やすという行為)であるために漫然と行ってしまう傾向にあります。これは医療の現場でも言えることで、具体的な実施時間や必要性の可否を判断する基準は曖昧かと思います。今回の話でも何度が出てきましたが、すべての状況にアイシングが不要なわけではなく、アイシングが必要な状況もあるということを理解すべきかと思います。それを踏まえて、不必要な場合はしっかり中止が出来て、本当に必要な状況では適切にアイシングが行えるようになると幸いですね。
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人工膝関節置換術(TKA術後)に膝はどれくらい曲がればいい?(必要な膝関節屈曲角度)

今回は、TKA術後に必要とされる膝関節の屈曲角度は一体どれくらい必要なのか?についてです。TKA術後のリハビリを担当する理学療法士や作業療法士の方は少なくとも一度は「人工関節を入れたらどれくらい曲がるようになるのかな?」と考えたことはないでしょうか?また、人工関節の手術を受ける予定の方に至っては、「手術したほうがいいのは分かったけど、手術した後はちゃんと日常生活を送れるようになるのか?何か支障が起きないか?」と思ってしまうものと思われます。今回は、その膝関節の屈曲角度に関して、実際の「日常生活に必要な膝関節の関節可動域」と照らし合わせて考えていきたいと思います。
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