TKA術後の理学療法 脛骨後方傾斜角(PTS)が人工膝関節術後の理学療法に及ぼす影響について 今回は、脛骨後方傾斜角の如何に問わず、脛骨後方傾斜角自体が膝の機能にどのように影響するのか?、TKA後にはどのような影響が出る可能性があるのか?についてまとめていきました。特に問題なく経過するケースは置いといて、術後から思ったような機能改善が得られないケースも少なくありません。この時に要因の一つとして脛骨後方傾斜角の存在も頭に浮かんでくると治療の幅も広がってくると思います。 2024.07.13 TKA術後の理学療法
UKA UKA(人工膝関節単顆置換術)とACL機能の関係性と重要性について UKAを行うメリットは自身の組織が多く温存され、かつ低侵襲であるため回復が早いとされている所にあります。文書にすればメリットが多そうですが、適応を間違えれば術後の問題は多くなることが指摘されています。今回はそういったUKAの適応の基準の一つとなるACL機能に着目してまとめていきたいと思います。 2023.10.19 UKA
膝関節について 元々不安定な膝関節を安定させるために必要な支持機構について 今回は、「膝関節」の安定化に関与した内容をまとめていきます。膝関節は、股関節と足関節の中間の関節として存在し、両者からの影響を受けやすい関節も言えます。また、関節の構造自体、安定性よりも可動性に特化した構造になっており安定性は周囲の組織に頼ったものになっています。今回は、その膝関節の安定性に関与する組織について紹介していきたいと思います。 2021.03.16 膝関節について
膝関節について 膝関節の安定に関わる靱帯の一覧とそれぞれの機能について 膝関節には比較的多くの靱帯が存在し、膝関節を支えていることがわかります。そもそも膝関節とは大腿骨と脛骨で構成された関節であり、関節の接する面積が他の関節と比較して少ないのが特徴です。そのため膝関節は安定のために、広範囲かつ多くの靱帯に頼らなくてはならない状況にあります。こういった背景を考慮すると、膝関節周囲の靱帯は膝にとって非常に重要な役割を果たしていることがわかります。 2020.10.04 膝関節について
TKA 変形性膝関節症に対して行うTKA(人工膝関節全置換術)について+機種の特徴について 今回は、変形性膝関節症に対する治療法で大きな成果を上げているTKA(人工膝関節全置換術)について記事にしていきます。人工関節の分野は手術の中でも改善度が高く、術前よりも身体機能が上がるといわれています。このように一口に「TKAの手術を受けた」といっても、”どんな種類の?”とか”どんな機種なのか?”について理解しておく必要があります。 2020.09.09 TKA