人工膝関節置換術

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TKA術後の理学療法

人工膝関節術後(TKA)に対するTENSの鎮痛効果~不安や痛みの破局的思考との関連性~

今回は、人工膝関節術後(TKA)のTENS施行による効果を情動面の問題を含めた上でどうなるのか?といった部分を検証した文献を紹介していきました。結果的に、不安や痛みの破局的思考が少ない方がTENSの治療効果が得られやすいことが示唆されており、情動面への配慮も必要であることがわかりました。
TKA術後の理学療法

人工膝関節術後の痛みに対する対処法の一例~TENS使用による効果について~

TENSとは、transcutaneous electrical nerve stimulation(経皮的末梢神経電気刺激療法)のことを指し物理療法の中の電気療法に分類されます。TKA術後に予想よりも痛みを訴えない患者さんや、逆にこれでもかってくらい痛みを訴える患者さんもおられると思います。今回の記事を読んで術後の痛みがなかなか取れない場合は、今回紹介するTENSの実施を試みてみるのはどうでしょうか?
TKA

TKA術後のpatellar clunk syndrome(パテラ・クランク・シンドローム)について

今回は、TKA術後のインピンジ様の痛みについてまとめていきました。症状は主にPS型TKA術後に生じる(1年以内の発症)、原因は線維性結節や滑膜炎が挙げられる、対応としては関節鏡視下での切除術が推奨されている、TKAデザインの改良により出現する確率はほぼないとされているが、近年の報告でもpatellar clunk syndromeが挙がっていることから我々の臨床場面でも遭遇する可能性は高いTKA術後で関節のクリック音や轢音が聞かれ痛みを訴える場合は、このpatellar clunk syndromeが影響している可能性があるということを理解しておきたいですね。
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TKA術後の理学療法

TKA術後のCPMは推奨されない?~2020年アメリカ理学療法のガイドラインから~

今回は、TKA術後のCPMについての記事です。CPMについては、現場で働いているPTであれば、感じることもあるでしょうが、本当に人によって善し悪しが変わると思わないでしょうか?近年ではTKA術後の情動面の問題も指摘されています。この辺りが、どちらかというと直接的な訓練にあたるCPMを推奨されない要因の一つになっているものと思われます。膝を曲げたら痛い!!と思っている患者さんに対し、無条件で膝を曲げていくわけですから…そりゃ深層心理での拒否が出てもおかしくはないですよね?こういった背景があって、CPMの確固たる立場が確立しない原因の一つかなと思われます。
TKA術後の理学療法

TKA術後の膝のこわばり感と固有感覚受容器の関係性について

TKA術後は固有感覚(知覚機能)の破綻が生じていると報告されています。この固有感覚機能ですが、膝関節が正常に意図して動くために非常に重要な役割を担っており、その固有感覚受容器がTKA術後には機能低下をきたしてしまうわけです。そういった点を踏まえ、今回は、TKA術後の膝のこわばり感について”固有感覚受容器のエラー”の観点から考えていきたいと思います。
TKA術後の理学療法

人工膝関節置換術(TKA術後)のstiff knee gait(SKG)に対するアプローチについて(歩行時のこわばり感の解消)

今回はTKA術後の歩行時に生じるstiff knee gait(SKG)に対するアプローチについて紹介していきました。歩行時のSKGになっていることはわかっても実際にどうしたら改善するのか不明なところがありますよね…。実際に文献でもSKGが起こっている原理や対処法など散見されますが、患者さんに対して上手く適応するかどうかはやってみなければわかりません。私自身も今回紹介した内容を臨床に取り入れて行っていますが、やはり効果が出るケースとそうでないケースが存在し、もっと問題点の細分化をしていかなければならないと感じています…。
TKA術後の理学療法

人工膝関節置換術(TKA)後の炎症症状に対するアイシングの効果について

今回は、人工膝関節置換術(TKA術後)のアイシングの必要性についてまとめていきました。アイシングについては誰しもが馴染みのある行為(熱が出れば冷やすという行為)であるために漫然と行ってしまう傾向にあります。これは医療の現場でも言えることで、具体的な実施時間や必要性の可否を判断する基準は曖昧かと思います。今回の話でも何度が出てきましたが、すべての状況にアイシングが不要なわけではなく、アイシングが必要な状況もあるということを理解すべきかと思います。それを踏まえて、不必要な場合はしっかり中止が出来て、本当に必要な状況では適切にアイシングが行えるようになると幸いですね。
TKA

TKAの手術中と後の出血はどうなっているのか?ターニケットの使用とドレーンの可否について

手術全般に言えることですが、「手術中の出血はどうなっているのか?」と一度は疑問に思ったことはないでしょうか?手術中の出血については、多くの整形外科の手術でターニケットの使用にて、術中の出血コントロールを行っています。また、術後の管理には、ドレーンの挿入を行う場合があり、出血のコントロールを行なっています。近年ではカクテル療法にて止血効果が認められるため、ドレーンの挿入を行う施設は減っているようですね。
TKA術後の理学療法

人工膝関節置換術(TKA術後)に膝はどれくらい曲がればいい?(必要な膝関節屈曲角度)

今回は、TKA術後に必要とされる膝関節の屈曲角度は一体どれくらい必要なのか?についてです。TKA術後のリハビリを担当する理学療法士や作業療法士の方は少なくとも一度は「人工関節を入れたらどれくらい曲がるようになるのかな?」と考えたことはないでしょうか?また、人工関節の手術を受ける予定の方に至っては、「手術したほうがいいのは分かったけど、手術した後はちゃんと日常生活を送れるようになるのか?何か支障が起きないか?」と思ってしまうものと思われます。今回は、その膝関節の屈曲角度に関して、実際の「日常生活に必要な膝関節の関節可動域」と照らし合わせて考えていきたいと思います。
UKA

UKA(人工膝関節単顆置換術)について

UKAはよくTKAと比較される立場にありますが、身体への負担を考える上では圧倒的にUKAの方が望ましいわけですね。ただし、手術手技が困難で熟練した技術が必要になることから、実績のあるDrを探す必要があるわけです。手術の内容やコンセプトがいくら良くても、結局のところは「解剖学的に正確な位置にコンポーネントを設置できるか」に懸かってくる訳です。ここを失敗すると長期的な予後に影響を与える可能性が高くなり、再手術(再置換)やTKAへの変更を余儀なくされることにもなりかねません。
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