TKA術後

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TKA

人工膝関節術後の創傷治癒を遷延させる要因について

今回は、人工膝関節術後の創傷治癒を遷延させる(阻害する)因子についてまとめていきました。低栄養状態や糖尿病の影響は、なんとなくイメージが出来ると思いますし、人工膝関節術後に限らずその疾患に対する術後でも起こり得るリスクとなります。理学療法士として、術後創部のチェックは必ず行うと思いますが、合わせて血液データ(CRP値やWBCの数値)のチェックは必ず行い、感染の兆候が無いかを経時的に見ていく必要があると思います。
TKA術後の理学療法

人工膝関節術後のリスク管理について~皮膚の治癒過程について~

今回は人工膝関節術後の皮膚の治癒過程についてまとめていきました。治癒過程にはいくつかの段階があり、調べる教科書や参考書によって異なります。大まかなベースは変わらないため、今回は4つの段階でまとめています。 【皮膚の治癒過程4つの段階】①血液凝固期②炎症期③増殖期④再構築/成熟期 実際に、臨床の場面でここまで意識してリハビリをおこなうことは少ないかもしれませんが、治癒過程を一度簡単でいいので頭に入れるとそうでないとでは、安心感が違うと思います。
TKA術後の理学療法

人工膝関節術後(TKA)に対するTENSの鎮痛効果~不安や痛みの破局的思考との関連性~

今回は、人工膝関節術後(TKA)のTENS施行による効果を情動面の問題を含めた上でどうなるのか?といった部分を検証した文献を紹介していきました。結果的に、不安や痛みの破局的思考が少ない方がTENSの治療効果が得られやすいことが示唆されており、情動面への配慮も必要であることがわかりました。
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TKA術後の理学療法

人工膝関節術後の痛みに対する対処法の一例~TENS使用による効果について~

TENSとは、transcutaneous electrical nerve stimulation(経皮的末梢神経電気刺激療法)のことを指し物理療法の中の電気療法に分類されます。TKA術後に予想よりも痛みを訴えない患者さんや、逆にこれでもかってくらい痛みを訴える患者さんもおられると思います。今回の記事を読んで術後の痛みがなかなか取れない場合は、今回紹介するTENSの実施を試みてみるのはどうでしょうか?
TKA術後の理学療法

人工膝関節置換術後(TKA・UKA)の深部静脈血栓症のリスクとその影響について

今回は、人工膝関節術後のリスクについてです。人工膝関節術後早期の重篤な合併症として、深部静脈血栓症(deep vein thrombosis:DVT)が挙げられています。このDVTですが、一見、術後の機能に影響しないように感じますが、術後のROM改善と関係するといった報告も挙がっておりPTとしても予防的観点を持ってリハビリを行っていく必要があると思います。ということで、今回は人工膝関節術後のDVTについてまとめていきたいと思います。
膝関節について

大腿骨前脂肪体(Prefemoral Fat Pad;PFP)について

今回は、大腿骨前脂肪体(PFP)についてまとめていきました。膝OAに限らず、TKA術後でも今回紹介したPFPの影響は認知していないだけで、思っているよりも関係している割合は比較的多いのではないかと思います。TKA術後では関節まで進入する際に膝蓋上嚢まで侵襲が入るわけなので、同様にPFPにも影響が出ることは想像できますよね…。術後炎症が遷延化すれば大腿四頭筋とPFP間の滑走性不全や癒着などのリスクが高まってくるため、より影響は大きくなることが予想されます。
TKA

TKA術後のpatellar clunk syndrome(パテラ・クランク・シンドローム)について

今回は、TKA術後のインピンジ様の痛みについてまとめていきました。症状は主にPS型TKA術後に生じる(1年以内の発症)、原因は線維性結節や滑膜炎が挙げられる、対応としては関節鏡視下での切除術が推奨されている、TKAデザインの改良により出現する確率はほぼないとされているが、近年の報告でもpatellar clunk syndromeが挙がっていることから我々の臨床場面でも遭遇する可能性は高いTKA術後で関節のクリック音や轢音が聞かれ痛みを訴える場合は、このpatellar clunk syndromeが影響している可能性があるということを理解しておきたいですね。
TKA術後の理学療法

TKA術後の疼痛について~術後痛の原因と疼痛の遷延化が及ぼす影響~

Chimentiらは疼痛発生・増悪のメカニズムについて5つのカテゴリーに分類しています。①侵害受容性疼痛②中枢性感作(痛覚変調性疼痛)) ③神経障害性疼痛④運動器由来の疼痛⑤心理社会性疼痛の5つです。TKA術後に限らず、術後の疼痛を理解する上でどんな疼痛が大きく影響しているのか?今回は、Chimentiらの疼痛の5つのカテゴリーが術後のどの時期に関与しているかについて考えていきたいと思います。
TKA術後の理学療法

TKA術後の疼痛の原因を理解する~Chimentiらの疼痛発生・増悪のメカニズムについて~

今回は、TKA術後の疼痛についてです。術後の疼痛は、どうあってもリハビリの阻害因子になりますよね。ただ、この疼痛があるからといって、手術後に何もしないわけにはいきません。術後リハビリを怠ることで生じるリスクが今後の人生を左右することもあるわけです。 痛みがある中でも出来る動作や生活手段があることを理解してもらい促していくことが術後のリスク管理を行うことと同様に、急性期リハビリに必要なタスクであると思っております。
TKA術後の理学療法

TKA術後の膝屈曲ROMの改善に対するアプローチについて~膝周囲の組織への介入編~

今回は、「膝周囲の組織に対するアプローチ方法」について紹介していきます。TKA術後だからといって、アイシングして、膝を曲げる訓練をして歩く練習をすればいいってもんではありません。なぜ膝が曲がらないのか?「この組織に対してアプローチしたら曲がりやすくなる」ということがわかっていれば、初回に介入した際の問診の質も変わってくると思います。今回はそういった「なぜ」を解決するための記事になればと思いまとめていきます。
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