Knee-study

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TKA

人工膝関節(TKA)術後の合併症について~再置換の最大の原因となる「弛み」について~

TKA術後は、合併症を引き起こすリスクがあります。よく挙げられる合併症としては、「感染」・「弛み」・「深部静脈血栓症(DVT)」などがあります。今回はその中の「弛み」について紹介していきます。TKA術後の「弛み」は、TKAの再置換術の最大の原因となります。今回は弛みの原因となる要素をいくつかピックアップしていきたいと思います。
変形性膝関節症(膝OA)の理学療法

変形性膝関節症(膝OA)に対し股関節周囲筋のトレーニングは必要か?

変形性膝関節症(膝OA)のリハビリとして、大腿四頭筋のトレーニングは多くの文献またはガイドラインでも推奨されています。また内反変形した膝OAに対しては股関節の外転筋力の強化も良く見かけると思います。では、本当に大腿四頭筋や外転筋だけでいいのでしょうか?今回はそういった視点で、変形性膝関節症患者の股関節周囲筋力の関連性について考えていきます。
TKA術後の理学療法

人工膝関節(TKA)術後のCPM(持続的他動運動)は本当に効果的なのか?

今回は、「TKA術後のCPMについて」です。このCPMですが、エビデンスレベルでは微妙な立ち位置になります。CPMを推奨する意見もあれば、やっても意味があまりないといった極論を説く意見もあるということです。TKA術後の痛みの訴えを聞く限り、「しなくてもいいのでは・・・?」と思うこともありますが、顕在化しにくい効果も隠れていることを知る必要があると思います。今回はそういったTKA術後のCPMについてメリット・デメリットを踏まえた上で理解を深めていきたいと思います。
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膝関節について

半月板損傷により起こり得る徴候と検査方法について

今回は半月板損傷のより起こり得る徴候から評価方法についてまとめていきました。半月板損傷と聞くと、まず膝のロッキングを思い浮かべます。「膝が伸びにくくないですか?」とか「膝を伸ばすときに引っかかる感じがしませんか?」など問診で確認を行っていきます。
TKA

TKAの術中進入法は?Medial parapatellar approachが主流?

TKAでは、膝関節の骨切りを行い人工物であるインプラントを挿入する、つまり関節そのものを入れ替える手術となります。膝関節に至るまでには皮切から関節包の切開までを必要とします。皮切の方法に関してもいくつか進入方法が提言されていますが、我々セラピストが術後に知りたい部分としては、皮切から先の軟部組織を含めた膝関節内への進入方法ではないかと思います。
TKA

TKA施行時の「皮切」について~TKA術後の皮切により起こり得るリスクを理解しよう~

今回は、TKA施行時の皮切のパターンについてまとめていきました。大事なことは、それぞれの皮切ごとのメリット・デメリットを理解して術後にセラピスト自身がどの皮切で手術が施工されているのかがわかるようになることであると思います。万が一術後の異常が起こった際に「皮切が影響する因子」を知っているか知らないかで”対応策の幅”が変わってくると思います。そういった点では、今回紹介したTKA施行時の皮切の理解は術後リハビリを担当するセラピストにも必要な知識ではないかと思います。
膝関節について

元々不安定な膝関節を安定させるために必要な支持機構について

今回は、「膝関節」の安定化に関与した内容をまとめていきます。膝関節は、股関節と足関節の中間の関節として存在し、両者からの影響を受けやすい関節も言えます。また、関節の構造自体、安定性よりも可動性に特化した構造になっており安定性は周囲の組織に頼ったものになっています。今回は、その膝関節の安定性に関与する組織について紹介していきたいと思います。
膝関節について

高齢者の半月板損傷の特徴~変形性膝関節症との関連は?~

半月板は膝の関節の間で内外側にそれぞれ存在し、ショックアブソーバーをして機能します。そんな半月板ですが、多くの組織と同様に退行変性を起こします。つまり加齢と共に半月板に関連する疾患は増加するということです。また、変形性膝関節症との関連も指摘されており、半月板の損傷が変形性膝関節症の進行を早める可能性があるということです。
膝関節について

膝蓋下脂肪体と膝の疼痛について

今回は、膝関節の前面に存在する「膝蓋下脂肪体(infrapatella fat pad:IFP)」について記事にしていきます。膝蓋下脂肪体って意外と痛みを感じやすい組織であり、膝の痛みの原因になり得る組織となっています。今回はそんな膝蓋下脂肪体の解剖からその働きまでをまとめていきたいと思います。
膝関節について

伏在神経由来の膝内側痛に対するリハビリについて

伏在神経の問題が膝内側部の痛みを引き起こす可能性があることを理解できても、実際に何をどうすればいいのか?といった悩みが起こります。今回は実際に伏在神経の絞扼症状に対する治療アプローチを紹介していきます。
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